ワインを扱う仕事をしていながら、日本のワインのことがずっと気になっていて、毎年11月に開催される「ワインツーリズムやまなし」に参加しました。 ワイナリーを訪ねて、ブドウをつくる人、ワインをつくる人に会い、ワインでよい気分になって、「よい香り〜」「これは、まろやかですね〜」など、たまにブドウ品種のことも交えながら話すのも楽しいひとときです。ほろ酔いツーリストでいっぱいになったバスを運転する山梨交通の運転手さん(漫談)も、地元を愛しているのがとてもよく伝わってきました。「wine tourism」と書かれた緑色のタスキをかけたスタッフさんもポイントで出迎えてくれます。 シャトー酒折ワイナリーの新酒「甲州にごりワイン」、八代醸造の白ワイン「三美神」甲斐ブラン、モンデ酒造の「豊富畑ヤマソービニオン」、シャトーマルスの「カベルネ・ベリーA 穂坂収穫」など、山梨ならではのブドウ品種に初めて出会いました。日本では栽培が難しいといわれるドメーヌQのピノ・ノワール、種なしデラウエアの「ヌーヌーボー」。全体的に赤ワインは、味わいよりも香りがフレッシュなベリージャムのような印象が強く、白ワインの新酒は、リンゴの香りとほのかな甘みが好みです。その土地から生まれるワイン(気候、地形、地質、土壌などのテロワール)を感じると、その味わいのコメントも、ひと言では言い表せないものかもしれません。 道中、石和温泉駅の足湯でつぎのバスを待ちました。とにかく歩くことが多いので、スニーカー&リュックサックと、おつまみにパンとチーズを持参しておくと準備万端。地元野菜のグリル(バルサミコ酢かけ)や、野沢菜のワイン炒めなど、その場でいただくものと合わせてみるのも面白いです♪ ◎ワインツーリズムやまなし2011 http://yamanashiwine.com/ ◎山梨県ワイン百科 http://www.pref.yamanashi.jp/wine/